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匠の技

家ずくり

国産材で頑丈な住宅をつくる

在来工法では、耐久性確保のうえで樹種、芯持材の選択が大きなウエイトを占めています。
実態調査の結果でもクリ・ヒバ等の樹種の芯持部分は、他の材が劣化しても残っている場合が多く、古民家などでは、土台にクリ、大黒柱にケヤキを用いていることが通例であり、その材さえ使ってあれば部分的な損傷があっても修理が可能でした。
が、最近使用されるベイツガ材(外国産材)は、生物劣化を受けた場合、ほぼ原形をとどめない全断面の食害を受けており、このような被害は木造住宅の構造的安全性にとって大きな問題を含むと考えられます。
(肱黒弘三著『木造住宅ー耐久性向上の手引きー』)





木造住宅

 

例えば、土台、柱には4寸角を推奨していますが、3.5寸角でも赤身の多い芯持ち材を選ぶのなら十分です。
檜・ヒバのように香りの強い材は虫がつきにくい特性があります。
そのほか加工性、作業性など、材の特性を生かす「適材適所」をご提案します。


◇土台

土台には、耐久性を考え虫害や腐朽に強い檜材、ヒバ材を推奨します。


◇柱、通し柱

柱は、建物の規模や耐震性を考えバランスよく配置し、特に1階部分の管柱は檜の芯持材を推奨します。
また、通し柱は胴差の仕口にも強度を持たせるため管柱より1.5センチ以上太くします。


◇筋違い/耐力壁 

耐震性を考えバランスよく、またムダなく配置します。


◇横架材

梁や桁、棟木などの横架材は、松や杉を使用。
建物荷重や構造を考慮し、主要な箇所には4寸幅を使用します。

家ずくり

基礎パッキンに天然石を使うこと

今日の住宅は、高気密・高断熱のいわば寒冷地仕様を標準化しているため、土台はモルタルやサイディングで覆われているのが一般的です。
しかし一方で、木材は常に空気とふれていることで、シロアリや腐朽に対して強くなります。
そこで、床下の換気や空気の流れによって土台が自然の風にふれるように工夫したのが基礎パッキンに天然石を使うことです。 


コンクリート

提案

コンクリートの布基礎と土台(木材)の間に天然石(御影石)の切石を柱の下部と土台の継手部分とそれ以外の部分に90センチ間隔で、天端をそろえて配置します。


効果

昔の家は、すべて天然石の上に土台がありました。ところが今は、コンクリートの上にすぐ土台がのることになります。コンクリートの吸水率は5%、これに対し天然石(御影石)は1.7%、1/3の吸水率です。つまり天然石のほうが土台は腐朽しにくいことになります。また、石と石の間は通気口となるので木の腐朽対策にもプラスに働くことになります。